- きむらあいり
人の見た目
普通、人は外見ではない。と言われているけど、もちろん実際にそうだけど、でもなんとなく思うのは、年を取れば取るほど、内面は外に表れていると思う。あ、まず、その話は置いておいて、私が今日書きたいのは、よく見る光景で、メイクは完璧なのに髪型には時間をさいてない?か、髪型には気配りがない。と思われる人を見かける事。
人の印象は顔だけではない。人の頭部を100%とすると、顔はそのうち40%の部分しかしめておらず、残りの60%は髪の毛部分。いくらメイクが完璧でも全体的な印象は40%しかよくない事になる。メイク、ヘアメイクを終えた後、後ろ姿をきちんと確認していますか? 美は細部に宿ると言われているように、ちょっとした事で、自分の印象を大きく変える事ができます。メイクの練習はもちろんのこと、自分に似合う髪型、髪の結い方はどれか、日々研究、練習してこそ、その人に美が宿ると思う。
そして、たまに見かけるのが、普段プライベートの時はとても綺麗なのに、働いている時は、ボサボサな人。仕事に必死なのは仕方ないけど、人前に出るお仕事の場合は、外見を整える事も仕事のうち。
私が韓国の航空会社に勤めて、気づいた事が日本の会社側も美意識が足りなすぎるということ。
韓国は徹底している。 日本の航空会社で研修を受けた時、メイクの授業はたった1日、2〜3時間くらいだったかな?!それだけ。 韓国では、研修中2,3ヶ月毎日と、授業もあるし、研修後、フライトが始まっても、毎フライト前にイメージメイキングルームという部屋があり、そこで綺麗にアピアランスを整えて、エプロンにもしっかりアイロンをかけてブリーフィングルームに移動しなければいけなかった。また、月に一度アピアランスチェックがあり、制服のサイズ、ヘアメイク、機内で使うエプロンは綺麗にアイロンされたものを使っているか、靴はきちんと磨かれているか、つま先から頭のてっぺん、爪の先までまで360°ジロジロ見られて、評価されるそれが年間の各自の成績に繋がる。 外見も仕事のうちということが徹底されていた。
日本の航空会社に勤めている友人に、フライト中は到着するまで、ヘアメイクを気にする時間などない。と聞いた事があるし、私が勤めていた時もフライト中そんな時間がなかったと記憶している。でも、韓国に行ってからは、フライト中も、常に美意識はあり、お化粧が少しでも崩れてきたり、髪型が崩れたら、お互いに指摘しあって、すぐに直した。特に、到着前エプロンからまたジャケットに着替えなおす時、メイクもきちんとし直した。到着ロビーで他の航空会社の方々とお会いする時、日本の航空会社のCAは、いかにも仕事終わりを感じさせる外見で驚いた事が何度もあった。(私もこう見られていたんだなぁと反省した)
そして、日本に帰ってきてから度々、ホテルを時々利用する時も、ホテルのファシリティ、サービスは完璧なのに、働いてる方々・・・。あらーーー。。。と思う事が多々。どうしてでしょうね?! 誰もが美しく働きたいと思うけれど、その意識の低さは一体。目指してほしいのは、デパートのお化粧品売り場のお姉さん!すっごく綺麗にされてますよね?!お化粧、髪型わからない方は、そこに行けばお姉さんきっと親切丁寧に教えてくれます!あ、ただ何か商品を購入しなければいけないかもしれないけど、メイク講座に行ったりするより、手軽でお値打ちかと!笑 あと日常に見かけるのは、アナウンサー!とても綺麗!彼女らは、きっとメイク・スタイリストがついているから当たり前ですが、あんな様相でお仕事してほしいものです。あ、実際に見かけるとかではなく、テレビで見るってことです!
長くなりましたが、人前でお仕事されてる方、一度ご自身を見直してみてくださったら、大変嬉しく思います。 ご一読ありがとうございます!